気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 今年の夏、東京電力の管内では、平日の最大需要が昨年と比べて約20パーセントの減少となった(7~8月の平均値)。猛暑だった昨年と比べると比較的涼しい夏だったということを考慮しても、企業や家庭における著しい節電の努力が実を結んだことは間違いないだろう。 今回、電力不足が心配され、節電のために様々な努力が行われたことは、電力システムの根本的なあり方を見直すきっかけとなるはずだ。 ポイントは、供給が十分ある時には、需要に合わせて供給を増減させていていれば良かったのに対し、今回の大震災で供給に限りが出てきたため、需要の方を供給能力に合わせて低減させる必要が出てきたという点にある。 震災前の電力供給が十分にあった日本では、需要の抑制はそれほど必要ないと思