12月16日の衆議院議員選挙は、自民党の圧勝となった。 北海道、札幌から高速バスで2時間程度の場所にある、人口2万人ほどの町に住む平田明子さん(仮名・43歳)は、選挙結果を受けて、「終わりです」と語る。 平田さんの住む地域には、産業らしい産業がない。約2万人規模のその自治体全体の生活保護率は3%程度であるが、平田さんの住む地域では、住民の15%程度が、生活保護を利用している。求職するにも、通勤するにも、自家用車の保有制限が大きなハードルとなる。 平田さんも、生活保護を利用している1人だ。その平田さんの自民党への視線は、どのようなものだろうか。 「自民党、気持ち悪いです。今の自民党は、戦争やりたがっている人たちの集団だと思います。もう、保守でさえありません。自分たちが生き残りたいだけなんでしょう」(平田さん) 自民党が考えている生活保護政策については、どうだろうか。 「頼むから、生活保護への
