東京都江東区の区立竪川河川敷公園で暮らすホームレスの人たちに立ち退きを求めている区は五日、公園に隣接する公有地に移動したホームレスのテントと公園を仕切る工事に着手した。公園に暮らす権利を求めて反発する当事者と支援者ら約八十人が抗議。職員や工事関係者のほか、約二百人のガードマンも投入され、工事車両の進入を止めようとする人たちとの間でもみ合い、騒然となった。 区は先月二十六日、行政代執行法に基づき、公園内に残っていたテント一張りに対し、三~七日の間に撤去を行政代執行するとの警告文書を交付。ホームレスや支援者は、対象のテントを、先に移動した他の十余りのテントと同じ公園隣接地の副堤と呼ばれるスペースに移し、代執行法が適用される公園からは立ち退いた。 しかし、区は副堤も公共用地であるとして立ち退きを要求。「一般の人が公園を使えるようにするため」と説明し、公園と副堤の間に高さ約二メートルの鋼板を立てて