昨日から,JR東日本が「Suica」利用データの社外への提供について提供していた有識者会議の「とりまとめ」*1が話題となっている。 今さら説明する必要もないSuica事件だが,これが問題となったのは2年半近く前の2013年7月。ちょうどパーソナルデータに関する検討会が開催される時期で,今年9月に成立した個人情報保護法の改正にも大きな影響を与えた。 つい先日も,某誌にデータ流通に関する論考を書いた際(本日時点で未刊行かな),Suica事件について言及し,そういえば中間とりまとめ(2014年2月)*2以降,最終報告が出ていないなあと考えていたところだった。 中間とりまとめから1年8か月後に出た「とりまとめ」だが,それだけ時間があいた理由は,中間とりまとめでは個人情報保護法の改正動向に注視すべきという提言をし,このたび改正法が成立したから,ということらしい。 なお,今回のとりまとめを行った有識者