先だってデイリーポータルZが掲載した90歳のおじいちゃんが発明した電動三輪車という記事を読んで、本当に胸がいっぱいになってしまった。"大西勇一さん、90歳でお元気なんだ。元気で今も乗り物を作っているんだ"と。 この記事に登場する大西勇一さんは、昭和40年代、模型少年たちのヒーローだった。自作の飛行機で空を飛び、大島までの洋上飛行を成功させた。模型用エンジンで飛ぶ飛行機に乗って空を飛んだ。近所の空き地でゴム動力の模型飛行機を飛ばしていた僕ら子どもにとって、「自分の作った飛行機に乗って飛ぶ」というのは、とてつもないあこがれだった。