イナモト氏は、米ニューヨークの広告会社R/GAなどを経て、2005年に独立系デジタルエージェンシーAKQAに入社。「NIKE」や「Xbox」のクリエーティブ責任者として実績を重ね、2004年には、米デザイン・広告業界で活躍した若手クリエーターを対象とする「ADC Young Guns」の1人に唯一の日本人で選ばれた。2009年には、米Creativity誌から「最も影響力のある50人」に選ばれ、2010年のカンヌ国際広告祭(現・カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル)で、チタニウム&インテグレーテッド部門の審査員を日本人として初めて担当。世界を舞台に活躍するイナモト氏に、AKQAの仕事、新しいコミュニケーションのあり方、日本の広告界の印象を聞くとともに、若いクリエーターへのメッセージをもらった。 “The best advertising isn't advertisin