ドバイは25日、世界で最も贅沢な不動産プロジェクトをいくつも開発した政府系持ち株会社ドバイワールドの債務返済猶予を求めて投資家に衝撃を与えた。 この動きは、折しも景気回復の初期の兆候が表れ始めた矢先に、中東の商取引の中心地でデフォルト(債務不履行)が発生するのではないかという不安を呼び起こすことになった。ドバイは、好況期には金融緩和がもたらした驚異的な経済成長の波に乗っていたが、世界金融危機で大きな打撃を被った。 渦巻くデフォルト懸念、一部の投資家は逆上 ドバイの予想外の動きは、一部の投資家を逆上させた。ドバイの政府高官らは何カ月間も前から、景気後退や不動産市場の暴落にもかかわらず、ドバイは総額800億ドルの債務について、あらゆる債務を履行すると確約してきたからだ。「投資家は今回の動きをゾッとするほど悪いニュースだと見なしている」とBNPパリバのロブ・ウィチェロ氏は言う。 ドバイの金融庁は
テヘランで20日、抗議集会に参加するムサビ元首相支持派の人々=ロイターインターネット上のコミュニケーションサービス「ツイッター」に20日投稿されたデモの写真=ロイター。イラン政府が外国報道機関に対しデモの街頭取材を禁じている状態が続いている 【テヘラン=吉武祐】大統領選後の混乱が続くイランで、不正があったと訴える改革派のムサビ元首相は20日、声明を発表し、再選挙を求めて徹底抗戦する方針を改めて表明した。この日、改革派は予定していた大規模抗議デモを急きょ中止したが、一部が決行。政権側は初めて本格的な弾圧に乗り出した。国営放送は21日、警察当局者の話として10人が死亡、100人以上が負傷したと伝えた。 最高指導者ハメネイ師が抗議行動について事前に「重大な結果」を警告、やめるよう呼びかけたにもかかわらず大勢の市民が街頭に繰り出したことで、79年以来のイスラム革命体制は大きな挑戦を受けた形だ。
【テヘラン春日孝之】イラン大統領選の開票を巡る混乱で、政府側は20日夕(日本時間同夜)、テヘラン中心部の革命広場付近に集結しようとした改革派支持者らの強制排除に乗り出した。改革派組織は当初予定した抗議デモを直前に中止したが、一部が強行しようとして当局側と衝突した。イラン国営放送は21日、衝突で10人が死亡、100人以上が負傷したと伝えた。 テヘラン南部のホメイニ廟(びょう)では20日、自爆とみられる爆発が起き、2人が死亡、8人が負傷したとの情報もある。 目撃者の話などによると、当局側は革命広場につながる道路などを封鎖。改革派支持者が同広場に至る道路の数カ所で治安部隊と衝突した。支持者はそれぞれ数百~数千人規模とみられる。「独裁者に死を」などと叫んで集まった改革派支持者らを治安当局者が催涙ガスや放水銃で排除した。AP通信は、数十人が警棒で殴られるなどして病院に担ぎ込まれたと伝えた。 大統領選
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【テヘラン春日孝之】13日に開票されたイラン大統領選は、現職のアフマディネジャド氏が勝利した。対抗した他の3候補が大統領を厳しく批判したことから事実上の大統領への「信任投票」となり、結果は圧勝。地方や低所得者層の根強い支持を裏付けた。 選挙戦の最大の争点は、大統領の「経済政策」への評価だった。過去4年、原油価格高騰を受けイランの石油収入が急増する中、「富の公平分配」を掲げた大統領は、低所得者層への現金支給や地方での公共工事などに膨大な資金を投入した。 大統領は「過去の大統領が見捨てていた」(大統領)という地方に月1~2回の割合で訪問、そのたびに「臨時大統領室」を設置し、庶民の手紙や面談を受け付け、個々の生活支援などにも対応してきた。 改革派からは「バラマキ政策」と批判を浴びた。「大統領たる者は首都に腰を据えて大局的な政治を行うべきだ」(改革派知識人の聖職者キャディバル師)との指摘もあった。
作家の村上春樹さんが十五日行った「エルサレム賞」授賞式の記念講演の要旨は次の通り。 一、イスラエルの(パレスチナ自治区)ガザ攻撃では多くの非武装市民を含む1000人以上が命を落とした。受賞に来ることで、圧倒的な軍事力を使う政策を支持する印象を与えかねないと思ったが、欠席して何も言わないより話すことを選んだ。 一、わたしが小説を書くとき常に心に留めているのは、高くて固い壁と、それにぶつかって壊れる卵のことだ。どちらが正しいか歴史が決めるにしても、わたしは常に卵の側に立つ。壁の側に立つ小説家に何の価値があるだろうか。 一、高い壁とは戦車だったりロケット弾、白リン弾だったりする。卵は非武装の民間人で、押しつぶされ、撃たれる。 一、さらに深い意味がある。わたしたち一人一人は卵であり、壊れやすい殻に入った独自の精神を持ち、壁に直面している。壁の名前は、制度である。制度はわたしたちを守るはずのものだが
エルサレム(CNN) イスラエルのオルメルト暫定首相は17日夜の閣議終了後、ここ3週間続けてきたパレスチナ自治区ガザへの大規模攻撃を、18日午前2時から一方的に停止すると発表した。 暫定首相は、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスが大きな打撃を受け、イスラエルが軍事作戦の目的を完全に達成したと言える状況になったと述べた。ただし暫定首相は、ハマスの戦闘員が攻撃を続けた場合、イスラエルには報復の用意があると明言し、「ハマスもしくは他のテロ組織が我々を試すことを勧めない」と述べた。 暫定首相の発表に対するパレスチナ側の反応は悲観的だ。パレスチナ自治政府の交渉責任者サエブ・エラカト氏はCNNに対し、暫定首相がイスラエル軍のガザ撤退に言及しなかったと指摘し、停戦が維持されないとの見通しを示した。イスラエル軍の攻撃によるパレスチナ側の死者は子供410人を含めて1200人を突破し、負傷者は5
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