本年最後の記事を書かせていただきます。 当ブログにお越しくださいました皆様、 そして、当ブログを気にかけてくださいました皆様に 心から感謝いたしております。 どうもありがとうございました。 今年も12月に入り、大晦日が近づいて参りました。 ご存知の方もいらっしゃることと存じますが、 大晦日の夜に「百八つ(108)の除夜の鐘」が鳴りますが、 これは、人に「百八つの煩悩(ぼんのう)」があるからだそうです。 「除夜の鐘」について、『日本仏教がわかる本』(P153)には、 「人間の心にある百八の煩悩の迷いを醒まし、一切の衆生に温かい仏心を呼び起こすものとされています。過ぎた一年の煩悩を消し、来たる一年の煩悩の迷いを脱することを願って鐘が鳴らされているのであります」 と書いてありました。 また、「煩悩」について、『インド仏教史 上巻』(P254)には、 (「煩悩」の解釈として私が好んでいる箇所を太字