第32期霧島酒造杯女流王将戦で清水市代女流王将を下し、10代で初めて女流三冠となった里見香奈女流名人 =28日午後、東京都渋谷区千駄ヶ谷の東京将棋会館 (寺河内美奈撮影) 社団法人日本将棋連盟(米長邦雄会長)は12日午後、東京都内で臨時棋士総会を開き、公益法人制度改革に伴い、定款を改正して公益社団法人への移行を目指すことを満場一致で決めた。連盟理事会は月内にも内閣府に申請書を提出して来年4月1日付の認可を目指す。 主な改正点は、(1)女流棋士の一部を初めて正会員とする(2)棋士以外に外部理事を加える−の2点。米長会長は「将棋連盟は女性にも門戸を開放し運営に携わってもらう。外部理事から外の意見も聞き、開かれた将棋界を目指したい」と話した。 女流棋士42人のうち、正会員となるのは里見香奈女流3冠、清水市代女流六段、矢内理絵子女流四段ら、タイトル保持者・保持経験者と女流四段以上の計9人。女流棋士