私は日本の都会の通勤時間帯の電車が嫌いである。ただし単純な混雑だけが理由ではない。胃が悪いらしき病的な口臭やストレス臭を漂わせた人や、生気に欠けた暗い目をした人が極端に多く、不吉かつ異様な雰囲気が充満しているからだ。海外から帰国したり地方から上京した直後にこの手の電車に乗り、「スーツを着たゾンビ」さながらの集団を目にすると、生命エネルギーをゴリゴリと削られるような錯覚すら覚える。 平成30年間の“悲しい現実”にぴったりの名言 しかも、彼らがそんな姿になってまで通勤した先では、しばしば長時間労働やパワハラ、理不尽な顧客のクレームが待っている。たとえ労働者が主観的には「がんばって」いても、日本人の労働生産性は先進7カ国のうちで最低だ。多くの人は退屈で非効率的な行為を「仕事」であると必死で思い込もうとしているにすぎない。得られる年収は300~400万円かそれ以下という人も少なくない。
東京 渋谷のスクランブル交差点では、元号が令和に変わる瞬間に行き交う多くの人が足を止め、午前0時を迎えました。 渋谷駅前のスクランブル交差点付近は、午後11時半を過ぎると、通行人が一気に増え始め、傘を差す人たちで埋めつくされました。 警戒にあたる警察は、通行人に立ち止まらないよう声をかけ、交差点の横断歩道をななめに横断できないように柵などで規制しました。 そして、日付が変わる時間が近づくと、それまで歩いていた人たちも足を止めてカウントダウンが始まり、午前0時を迎えると、「令和」などと大きな歓声があがり、新たな時代の幕開けを祝っていました。 23歳の会社員の女性は「ことし社会人になったので、『令和』の時代を引っ張っていけるような人になれるよう、仕事を頑張っていきたい」と話していました。 また、22歳の女子大学生は「平成生まれなので、『平成』が終わってしまうのは少しさみしいですが、『令和』の時
東京など首都圏で家賃が高すぎる問題は、一人暮らしで低所得の若者の生活を苦しくするだけでなく、その後の結婚や出産を踏みとどまり、人生設計にも影を落としかねない。前編(https://www.zeiri4.com/c_1076/n_762/)に続き、一般社団法人「つくろい東京ファンド」の代表理事をつとめる稲葉剛さんに聞く。 稲葉さんは「貧困状態になれば生活保護制度がありますが、その手前で住宅費用の部分だけ支援する仕組みが必要です。欧米では住宅支援を少子化対策として行なっており、次の世帯形成につながるという考え方があります」と言う。 ●「住宅すごろく」は成り立たない 日本の住宅政策は、なぜ社会保障と結び付けられないのだろうか。 単身のアパート暮らしから始まり、結婚後は賃貸マンションをへて、最終的には郊外に一戸建てを購入するーー。「住宅すごろく」とも例えられる戦後の日本の住宅政策は、住宅ローン減税
「親からの援助がなかったら、生活できなかったと思う」。こう話すのは、東北地方出身のミキさん(26)。東京都内の四年制大学を卒業後、転居を伴う転勤が原則ない「エリア総合職」で、財閥系の大手金融機関に就職した。 就職活動は、給与面を重視して東京に本社のある金融業界を志望した。 面接では「家賃補助は出ないけど大丈夫か」となんども聞かれた。転勤ありの総合職は家賃補助が半分以上出る代わりに、2〜3年ごとに全国を転勤し続ける暮らしが待っている。「転勤があると、結婚や出産は難しいのでは」という思いもあり、エリア総合職に決めた。 エリア総合職は、住んでいるところから通える範囲の支店に配属される。家を決めた基準は「どこでも通いやすそうな都心」であること。さらに、周辺の治安や交通の便の良さ、2階以上でオートロックという条件を加え、家賃は月12万円のマンションに決めた。 入社後、給与明細を見ると手取りは約19万
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