牛丼チェーン大手の吉野家ホールディングスは、女性を蔑視する極めて不適切な発言をした役員について、18日に臨時の取締役会を開き解任したと発表しました。 発表によりますと解任されたのは、吉野家ホールディングスの執行役員で、子会社「吉野家」の伊東正明常務取締役です。 伊東元常務は、今月16日に早稲田大学が主催する社会人向けの講座に講師として参加した際、若い世代の顧客を獲得するマーケティング戦略について「地方から出てきたばかりの若い女性が薬物中毒になるような企画を考えて欲しい」などという趣旨の発言をしました。 SNSの投稿をきっかけに発覚し、ネットでも批判が相次いだほか、この発言により19日に予定していた新商品の発表会が急きょ中止となるなど業務にも影響が出ていました。 会社では18日に臨時の取締役会を開き「人権・ジェンダー問題の観点から、到底許容することが出来ない職務上著しく不適任な言動があった」
新型コロナウイルスの影響が続く中でも元気になれる場を提供しようと、恐竜の着ぐるみを着た人たちが坂を駆け上って順位を競うユニークなレースが鳥取県大山町で行われました。 レースは新型コロナの影響でイベントが中止や延期となる中、外で体を動かし元気になれる場を提供しようと、大山のふもとで宿泊施設を運営する会社などが初めて開き、全国各地から集まったおよそ100人が参加しました。 レースはおそろいの恐竜の着ぐるみを着た参加者がおよそ70メートルの坂を駆け上って順位を競うもので、つまずきそうになる人や激しいトップ争いも見られ、集まった人たちから拍手が送られていました。 鳥取市から参加した20代の男性は「新型コロナで外に出る機会が無くなっていましたが、レースに参加して明るい気持ちになれました」と話していました。 レースを主催した川本直樹さんは「このイベントで元気をだしてもらえればと思って始めました。来年も
最初に緊急事態宣言が出てから、この4月でちょうど2年。マスクが手放せない生活も、3年目に突入しています。感染の第6波はピークを過ぎ、これから暑くなる季節、「いつになったら、マスクをしなくてよくなるの」という思いを持っている方も多いと思います。「マスクを外せる時は来るの?」。今回はそんな疑問について考えてみました。 (科学文化部・水野雄太 社会部・高橋歩唯) マスクってどう? 街の人たちは、マスクについてどう感じているのでしょうか。 東京・渋谷で50人に話を聞き、本音を探ってみました。 結果は、「つける」が32人、「つけない(つけたくない)」が16人、「決められない」が2人。 (「つける」と答えた人) 「周りの人が感染したらかわいそうだから」 「人づきあいとか、つけたほうがなんとなく楽にもなってきている」 (「つけない(つけたくない)」と答えた人) 「つけないほうがやっぱり快適」 「本音はつ
東京都内の30日の感染確認は9520人で1週間前の水曜日より3000人余り増え、およそ1.5倍となりました。また都は感染が確認された11人が死亡したと発表しました。 東京都は30日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの合わせて9520人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1週間前の水曜日より3000人余り増え、およそ1.5倍となりました。 30日まで4日連続で前の週の同じ曜日を上回っています。また30日までの7日間平均は7622.6人で前の週の121.1%でした。100%を超えるのは2日連続です。 都の担当者は「7日間平均はこの2日間を見ると上がっているが本当にリバウンドして増加傾向にあるかはもう少し見てみないと分からない。年度をまたぐ時期で移動が増えるのはしかたないがとにかく『密』を避ける行動を心がけてもらいたい」と話していました。 9520人を年代別
長野県佐久市の牧場でヤギの出産がピークを迎え、かわいらしいヤギの赤ちゃんが次々と生まれています。 佐久市にある「家畜改良センター茨城牧場長野支場」では110頭余りのヤギを飼育していて、毎年この時期に出産シーズンを迎えます。 ことしは、今月8日から28日までに54頭が生まれました。 子ヤギたちは食事の時間になると、容器に入ったミルクを尻尾を振りながらおいしそうに飲んでいました。 牧場の担当者によりますと、平均体重の半分ほどの1.6キロで生まれた子ヤギもいましたが、すくすくと成長しているということです。 この牧場の浅見恭行さんは「どの子ヤギもとてもかわいいです。病気などをせず順調に大きくなってもらいたいです」と話していました。 この牧場では来月下旬ごろまでに合わせて90頭が生まれる予定で、秋には全国の家畜農家に引き取られるということです。
秋田県男鹿市の水族館でゴマフアザラシの赤ちゃんが生まれ、愛くるしい姿を見せています。 男鹿市にある男鹿水族館GAOでは、今月19日、ゴマフアザラシのオスの「ゴクウ」とメスの「みずき」の間に子どもが生まれました。 性別はメスで白い産毛に覆われていて、体長およそ80センチ、体重およそ16キロです。 体重は生まれたときより6キロほど増えて、順調に成長しているということです。 赤ちゃんは展示スペースで公開されていて、ひなたぼっこをしてのんびり寝ていたり、元気におっぱいを飲んだりしていました。 水族館に訪れた女性は「目がぱっちりしていてかわいいです。健やかに成長して水族館のアイドルになってほしいです」と話していました。 飼育を担当している佐藤冬果さんは「今の白い毛の姿は生まれて3週間くらいの短い期間だけなので、ぜひ愛らしい姿を見に来てもらいたいです」と話していました。 水族館によりますと、赤ちゃんは
ウクライナ ゼレンスキー大統領は3月1日、ヨーロッパ議会でオンラインで演説しEU加盟への支持を訴えました。途中、同時通訳の人が気持ちを高ぶらせ、声を詰まらせるような場面もありました。 何を語ったのか。演説全文は次のとおりです。 ご列席の皆様。 実は最近、私はどうあいさつをすればいいか迷っています。 なぜなら、私は 「よい朝を(おはよう)」、 「よい1日を(こんにちは)」、 「よい夜を(こんばんは)」が言えないからです。 私には言えません、これは真実です。なぜなら、間違いなくこの日は誰かにとってよい日ではなく、この夜は誰かにとって最後の夜だからです。 私はいま、命を犠牲にしてわれわれの国と自由を守っているウクライナの市民について話しています。 ここで皆様の団結した雰囲気を感じられて、とてもうれしいです。われわれがEU加盟国の皆様を団結させることができてうれしいです。しかし、これほどの犠牲を払
政府は東北電力管内に出していた「電力需給ひっ迫警報」についてあす23日は電力供給の余力が安定供給に必要とされる水準を確保できる見通しがたったとして警報を解除しました。一方、東京電力の管内では引き続き需給が厳しいため、政府は23日も警報を継続し、家庭や企業に対して節電を呼びかけています。 関東地方では22日、低気圧と寒気の影響で気温が下がり、暖房などの電力需要が増えています。一方、今月16日の地震の影響で、東京電力管内に電力を送る、福島県にある ▽広野火力発電所6号機 ▽相馬共同火力発電の新地火力発電所の1号機は 今も運転停止の状態が続いています。 このため政府は21日夜、電力供給の余力が低く、大規模な停電につながるおそれもあるとして初めて「電力需給ひっ迫警報」を出しました。 東京電力管内 午後10時台で92%
アメリカでいま「Great Resignation(グレート・レジグネーション)」=「大量離職」と呼ばれる現象が大きな関心を集めている。みずから仕事を辞める人の数が、1か月間に450万人(去年11月)と、過去最多の水準になっているのだ。 労働者たちの間で起きるこの異変は、国の中央銀行をも悩ます事態に発展している。 (ワシントン支局記者 吉武洋輔、アメリカ総局記者 江崎大輔) 「仕事をやめた!奴隷的な生活が終わった」 「辞職願を送ります!バイ~!」 アメリカの若者の間で流行するアプリ「TikTok」に、仕事を辞めたことを共有する動画が次々に投稿されている。辞めた直後にすっきりとした表情で報告する人もいれば、職場に対する不満をぶちまける人もいる。 グレート・レジグネーション=大量離職は、社会現象になっている。 アメリカでは仕事を変えるのはごく一般的なこと。ただ、みずから辞める「自発的離職者」が
東京都内の7日の感染確認は1週間前の月曜日を4000人余り下回る5374人でした。 また、都は感染が確認された8人が死亡したと発表しました。 東京都は7日、都内で新たに「10歳未満」から「100歳以上」の5374人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。 1週間前の月曜日より4000人余り減って、ことし1月18日以来、6000人を下回りました。 6日から2日続けて1万人を下回っています。 7日までの7日間平均は1万391.9人で、前の週の92.3%でした。 前の週を下回るのは24日連続です。 都の担当者は「新規陽性者数は先週と比べて大きく減っているが、きょう一日で安心していいわけではない。5000人という数字は1万人や2万人と比べれば少なく感じるかもしれないが、十分に多く、引き続き基本的な感染対策をとってほしい」と話していました。 7日に確認された5374人の年代別
政府の経済財政諮問会議で、30代半ばから50代半ばの世帯の所得が20年余り前の同世代と比べて100万円以上減少していたとする調査結果が報告され、岸田総理大臣は、所得の向上に向けて、きめ細かく人への投資に取り組む考えを強調しました。 総理大臣官邸で開かれた経済財政諮問会議には、岸田総理大臣のほか、鈴木財務大臣や山際経済再生担当大臣らが出席し、所得の向上と人的資本の強化などについて、意見が交わされました。 この中で内閣府の担当者は、年代別の世帯の所得の変化について、バブル崩壊後の1994年と2019年を比べた調査結果を報告しました。 それによりますと世帯の所得の中央値は、いわゆる「就職氷河期」世代を含む35歳から44歳の世代では104万円減少していたほか、45歳から54歳の世代では184万円減少していたとしています。 また、25歳から34歳の若い世代の単身世帯では、所得が比較的低い200万円台
ことし4月から予定されている「瀬戸内国際芸術祭」について、新型コロナウイルスへの対応方針の案が明らかになり、来場者には、検温を求めるほか、自己申告による体調の確認を行うことにしています。 瀬戸内国際芸術祭は、3年に1度開かれる現代アートの祭典で、ことし4月から11月までの間、3回の会期にわけて、香川県内や瀬戸内海の離島などで作品の展示が行われます。 新型コロナウイルスの感染拡大以降では初めての開催となりますが、このほど対応方針の案が明らかになりました。 それによりますと、マスクの着用や手洗い、こまめな消毒といった基本的な対策の徹底を求めるとしています。 また来場者には、作品の鑑賞前の検温のほか、口頭などでの自己申告による体調確認を行うことにしていて、異常が無い来場者にはリストバンドが配られる一方、発熱などの症状がある人には施設への入場や作品の鑑賞を控えるよう呼びかけることにしています。 ま
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって3日目となる26日、ウクライナの保健相はロシア軍による攻撃で198人が死亡したと発表しました。首都キエフでは爆発音や銃声が伝えられているほか、中心部にある高層アパートが攻撃をうけるなど、ロシア軍はキエフの掌握に向けて本格的な軍事作戦を進めているとみられます。 ウクライナ内務省などによりますと、26日朝(日本時間26日午後)キエフ中心部にある高層アパートに攻撃があり、メディアによりますと、けが人が出ているということです。 メディアが公開した映像ではアパートの上部が攻撃された直後、オレンジ色の閃光と黒い煙が上がっている様子がうかがえます。 ウクライナのクレバ外相はロシアの地上部隊からミサイル攻撃を受けたと強調し「私は世界に要求する。ロシアを完全に孤立させ、大使を追放し、石油を禁輸し、経済を破たんさせることだ。ロシアの戦争犯罪者を阻止してくれ」と国際社
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐり、国連の安全保障理事会ではロシア軍の即時撤退などを求める決議案が採決にかけられ、理事国15か国のうち11か国が賛成しましたが、ロシアが拒否権を行使し、決議案は否決されました。 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐって、国連安保理では25日午後、日本時間の26日午前7時すぎから緊急の会合が開かれ、アメリカなどが提案した決議案の採決が行われました。 決議案は、ロシアの軍事侵攻に強い懸念を示した上で、ウクライナの主権と領土の一体性を改めて確認し、ロシアに対して軍の即時撤退を求めています。 採決の結果、理事国15か国のうち11か国が賛成し、中国、インド、UAE=アラブ首長国連邦は棄権しましたが、議長国で常任理事国のロシアが拒否権を行使し、決議案は否決されました。 これを受けてアメリカのトーマスグリーンフィールド国連大使は「無責任な常任理事国が権限を乱用
先進国の中でも年収が上がらない国となった日本。 経済の専門家たちに、その原因や老後の暮らし、そしてこれからの時代を生きるヒントを伺いました。 (取材:おはよう日本 小國博史・後田麟太郎) 岸田首相が掲げる「新しい資本主義」でも賃金のアップが今、大きなテーマです。 私たちは「おはよう日本」の30人インタビューというコーナーで、「年収」と「クルマ」についてWEBアンケートを行っています。 これまでに1万人を超える人たちから、さまざまな意見が寄せられましたが、なかでも多かったのが、次の5つの疑問でした。 〔多かった5つの疑問〕 1.将来も年金はもらえるのか 2.老後に向けていくら貯金すればよいのか 3.賃金が上がらないのはなぜか 4.低賃金化が今後の日本にどんな影響を及ぼすのか 5.賃上げは可能なのか
東京都内の12日の感染確認は、1週間前の土曜日より9300人余り少ない1万1765人で、4日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。 また、7日間平均はことしに入って初めて前の週を下回りました。 東京都は12日、都内で新たに「10歳未満」から「100歳以上」の1万1765人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。 1週間前の土曜日と比べて9300人余り減りました。前の週の同じ曜日を下回るのは4日連続です。 また、12日までの7日間平均は1万6350.4人で、前の週の91.4%でした。7日間平均が前の週を下回るのは、ことしに入って初めてです。 濃厚接触者で症状があり、医師の判断で検査を行わずに感染と診断された「特例疑似症患者」は541人でした。 12日に確認された1万1765人の年代別は ▽10歳未満が1693人 ▽10代が1297人 ▽20代が1942人 ▽30代が2
ことし4月から始まる諏訪大社の御柱祭に向けて、下社がある下諏訪町の実行委員会は、新型コロナの感染が拡大する中、ガイドラインで定める感染防止対策をさらに強化して、観覧席などの準備を進めることになりました。 諏訪大社の御柱祭は、上社と下社それぞれで行われますが、下社がある下諏訪町の実行委員会は、新型コロナの感染が拡大する中、感染防止に向けたガイドラインの内容を一部改め、有料観覧席の準備などを進めることになりました。 改訂されたガイドラインには、参加者や観覧者に対し、ワクチンの3回目の接種や、祭り直前のPCR検査を推奨することなどが新たに盛り込まれました。 また、ガイドラインに盛り込まれていた感染症対策チームは、諏訪赤十字病院の専門家の協力を得て、今月中旬に設置される見通しです。 実行委員会は、ギリギリまで感染状況を見極めながら、有料観覧席の設置や催し物などの準備を進める方針です。
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