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  • 官僚はなぜ見捨てられつつあるのか? 週刊プレイボーイ連載(476) – 橘玲 公式BLOG

    公務員試験の受験者数が年々減少しています。2021年は、中央省庁の幹部候補となる総合職の申込者数が前年比14.5%減の1万4310人になりました。採用者数を平年並みの2000人とすると倍率は7倍。2012年の倍率が17倍ですから、わずか10年足らずで半分以下になったことになります。 受験者が減っているだけでなく、国家公務員は優秀な大学生から見放されてもいるようです。かつては東大法学部の卒業生は学者か官僚を目指し、民間企業に就職するのは格下とされましたが、20年度の公務員試験では東大の合格者が過去最少になり(合格者数は1位)、外資系金融機関やコンサルティング会社など、高収入で見栄えのいい仕事の人気が高まっています。官僚や法曹を養成してきた法学部自体が魅力を失っているということもあるでしょう。 公務員が避けられる理由は、「ブラック霞が関」という言葉に象徴されるように、労働環境が過酷だからです。

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    A717200299 2021/05/26
    「今どきの若いモンは〜」という思考停止により労働環境は変わらなそう で、その今どきの若いモンがいずれ歳を取ると「オレが若い頃はもっと大変だった」という思考停止が繰り返されるのに、66兆2000億円。
  • 「善意の支援」が苦しむひとをより傷つける 週刊プレイボーイ連載(467) – 橘玲 公式BLOG

    新型コロナウイルス禍で孤独や孤立の問題が深刻化していることを受け、政府は内閣官房に「孤独・孤立対策担当室」を設置しました。 ヒトは徹底的に社会化された動物なので、つながりを断たれることで身体的にも精神的にも深刻な負の影響を受けます。孤独に苦しむひとをすこしでも減らすことが社会の目標になるのは当然でしょう。 しかし、ここには難しい問題があります。善意のサポートが、逆に相手を傷つける可能性があるからです。このことは次のような心理実験で確かめられました。 被験者はニューヨークの大学に通う女子学生で、支援者(他の学生)から人前でスピーチするためのサポートを受けます。アドバイスは「あからさまなもの(こうすればいい)」と「間接的なもの(自分だったらこうする)」の2種類で、さらに、サポートする側に優位性がある条件(あなたによい方法を教えてあげる)と、無力さを感じさせる条件(わたしの方がアドバイスを必要と

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    A717200299 2021/03/15
    支援が必要な弱者が増えた原因である政治が、その弱者を支援をするのは、典型的なマッチポンプである 権力と税金を増やすと、国民負担が増し、さらに弱者が増える まさに、地獄への道は善意で敷き詰められている
  • 新型コロナで、大学はほんとうはどうなっているのか? 週刊プレイボーイ連載(456)  – 橘玲 公式BLOG

    新型コロナの感染拡大を受けて教育のデジタル化が叫ばれていますが、大学ではすっかり「新しい生活様式」が定着したようです。 都内にある有名私立大学(文系学部)では、ゼミを含むほぼすべての授業がオンラインに切り替えられたため、学生は大学に行くことがほとんどなくなりました。時間になるとズームにログインして「出席」しますが、最近ではほとんどの学生が顔を出さなくなったため、画面に名前がずらりと並ぶだけです。女子学生から「化粧していない顔を見られたくない」との声が増えたからだそうです。 そうなると教師は真っ暗な画面に向かってしゃべることになるので、こんどは自分も顔を出さなくなりました。学生は一方的に教師が話すのを聞くだけで、これでは「ラジオと同じ」です。もっともオンライン授業はかろうじて双方向ですが、オンデマンドでは教師が録画した講義が流れるだけなので、こちらは「ビデオと同じ」です。 顔が見えないのでは

    A717200299
    A717200299 2020/12/14
    ドンドン仕組みを変えて、生産性を高めてほしい 軍隊のような教育は旧態依然 新陳代謝を促してほしい 反面教師にしたいところ
  • 意志力をふりしぼって成功すると寿命が縮む!? 週刊プレイボーイ連載(445)  – 橘玲 公式BLOG

    成功への鍵として自制心や自己コントロール力が注目されています。これは「やり抜く力(GRIT)」とも呼ばれ、「生まれつきの才能」はもはや重要ではなく、誰もがこのちからを伸ばして傑出した人材になれるともいわれます。 これは、半分正しくて半分間違っています。現代社会で、社会的・経済的な成功にもっとも重要な能力が「知能」であることは繰り返し証明されています。知識社会とは、「言語的知能と論理・数学的知能に優れた者が特権的な優位性をもつ社会」のことなのですから、これはトートロジー(同義反復)でもあります。 とはいえ、たんに「頭がいい」だけでは成功できないこともわかってきました。地頭はいいけれど勉強もせずに遊び呆けている子どもがどうなるかを考えてみればわかるように、成功するためには、目の前の欲望をすぐに満たそうとする「キリギリス」ではなく、将来の自分のためにこつこつ努力する「アリ」でなくてはならないので

    A717200299
    A717200299 2020/10/01
    思考/行動/欲求のControlは、興味深い 世の中は合理的な方向に進む傾向があると推測するから、意志力とか、根性とか、その辺のワードは、古く臭くなる気がする 「したいからする/自分らしく」とかが、広がるのでは
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