秋葉原の中央通りを少し歩くと、PCパーツショップや家電量販店よりも、アニメやフィギュア、同人誌などのショップが目に付くことに気づく。街の様子を眺めれば、ラジオからオーディオ、家電、そしてPCへと受け継がれてきた秋葉原の“看板”が、萌え産業に移りつつあることを実感できる。その中でも、特にメイド喫茶(※1)やメイドリフレ(※2)などの「メイドショップ」は、アキバの象徴的な存在と言えるだろう。 メイドショップは秋葉原だけでなく、ほかの地域でも見られる。それでも「アキバといえばメイド」とされるのはなぜか? 今回はアキバ内外のメイドショップに話を聞き、主客の視点を交えて、秋葉原におけるメイドショップの将来と、未来のアキバ像を考えていく。 ※1 メイドの格好をしたウェイトレスがサービスを行う喫茶店。サービスの内容に「メイドさんとのコミュニケーション」を前提にした店が多い。この点で通常の喫茶店とは決定的
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