テレビ番組で僕の高2のときのクラスメートと、女性評論家の対談で出た「幸福論」がどうも頭にひっかかる。 「幸せのためにカネをもっと稼ぐ必要はあるか」という疑問に、中国リアルIT事情というタイトルだけに、中国とITの話を強引にこじつけつつ書く。 中国で文革世代以降の僕らと同じか、それより若い人々を見ると、モノの所有欲、カネへの執着心はすごい。自分よりカネがはっきり少ない人間は仲良くなれぬ、そんな雰囲気を持っている。そうでない人はすごく珍しく、珍しい故に輝いていて、すぐにその人を覚える。 中国では少なくとも「(新)三種の神器」があったころのようにバブル世代のように、モノを持つことがステータスアップに反映する。そのため無理してもワンランク上のケータイを持とうとしたり、使えもしないデジタル一眼レフを持って自分を上に上に見せようとする。ブランド服や鞄を買ってワンランク上に見せようとする日本人も昔は今よ