中国に対する先入観のひとつに「大衆は報道を信じていない」「大衆は報道の自由を望んでいる」ことが挙げられる。 確かに中央政府に対しての批判を筆頭とした「報道の自由」はないが、しかしそれ以外に対しての報道は自由だ。例えば筆者のカバーする中国のITについては基本的に報道しても政治的な要素はない問題は無い(と思っている)。 この辺は 山谷剛史の「中国IT小話」 ― 第64回 中国が主張する「言論の自由」とは 百科事典サービス「百度百科」の書き込みのルール(中文) 百科事典サービス「互動百科」の書き込みのルール(中文) にそれぞれ書いてある。 「外国の情報をシャットアウト」することや「都合の悪い国内情報を削除」するという「基本的人権に反したメディアコントロール」は、基本的に中央政府に関することなわけだ。逆に言えばそれ以外は自由だといえる。各地方政府の汚職や事件に関する報道はしばしばあり、それは各