今度はジブラルタルである。 英国が欧州連合(EU)を離脱するのに問題なのは、道路に氷が張る凍てつく北アイルランドだけではない。アフリカの砂漠の砂が飛んでくるジブラルタルも同様なのだ。 2月1日にEUの閣僚理事会が、英国が合意なきEU離脱をした場合、EU内に住んでいるイギリス人はどうなるかの処遇についての文書を公表した。 原則として、私達日本人と同じように、90日以内ならビザ無しでシェンゲン圏内に滞在できるーーという内容だったのだが。 ここに、「ジブラルタルはイギリス王領植民地(a colony of the British crown)」と書かれていたのだ。書類の下に小さい文字で付け加えられる脚注に、ひっそり(?)と。 これが新たな火種となった。ジブラルタルは3世紀にわたる長い間、スペインと英国で主権に関する論争をしてきた場所だからである。 英首相報道官は、「このように(イギリス王領植民地
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