“経営不安説”浮上ソフトバンク「5つの不安」とは? 株価急落、巨額有利子負債 白い犬の宣伝が話題のソフトバンクだが、投資家の不安は根強く、孫正義社長も手を焼いている(AP、クリックで拡大) 経営不安説が浮上しているソフトバンク。白い犬のCMでおなじみの携帯電話事業は、契約純増数が9月まで17カ月連続1位と好調だが、約2兆5000億円の有利子負債や、巨額損失が発生する恐れのある金融商品の保有など「5つの不安」が頭をもたげ、同社の株価は暴落している。孫正義社長(51)=写真左=は29日、急きょ9月中間決算を前倒しで発表。「10年以内に無借金経営にする」と宣言したが、異例ずくめの記者会見はかえって、同社の危機感を浮き彫りにした。 「ソフトバンクがテレビCMなどの広告費の支払いに窮しているようだ」−。こんな未確認情報が株式市場を駆けめぐり、同社株の株価は坂道を転がるように下げていった。 8月半ばま