採点:★★★★☆ 健康、ダイエットに関心のある人にはおススメ。人間にとっての「食事」の意味を考える 「太る」「食べ過ぎる」ことが如何に体に悪いかを様々なデータをこれでもかと畳み掛ける。本書を読めば自身の食生活を見直そうと考えない人は極少数だろう。しかし、実際に食生活を変える人もまた極少数だろう。 自然選択説という言葉がある。 Wikipediaによる説明は以下の通り。 厳しい自然環境が、生物に無目的に起きる変異(突然変異)を選別し、進化に方向性を与えるという説。1859年にチャールズ・ダーウィンとアルフレッド・ウォレスによってはじめて体系化された。自然淘汰説(しぜんとうたせつ)ともいう 自然選択の結果最適化されているはずの我々(の多く)がなぜ太ってしまうのか? その答えは単純だ。自然淘汰や種の進化に要する時間のオーダーよりも圧倒的に短い期間で我々の食生活が変わってしまったのだ。人類がアフリ