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ブックマーク / www.shunjusha.co.jp (2)

  • Web春秋 会社苦いかしょっぱいか 最終回|春秋社

    最終回 知られざるビジネスマナーの歴史 上司に「ご苦労さま」は失礼なのか? ある日、人事課長の浦島太郎さんが社長室へ入っていくと、社長の桑原さんはモーニングを着込んでいた。 「おや、今日は何かあるんですか?」 「市会議員の山田君の息子の仲人をたのまれて、今日が結婚式なんだ」 「そりゃア御苦労さまです」 (源氏鶏太『三等重役』) いま現役のサラリーマンが読んだら、「おや?」と目をとめる個所です。みなさんはきっと新人の頃、部下が上司に向かって「ご苦労さま」とねぎらいの言葉をかけるのは失礼なので、「お疲れさま」といいましょう、とマナー教育を受けたことでしょう。 でも『三等重役』が書かれた昭和二六(一九五一)年の時点では、課長が社長を「ご苦労さま」とねぎらうのは普通で、マナー違反という考えはなかったのです。 それを裏づける調査もあります。平成一七(二〇〇五)年に文化庁が実施した世論調査で目上の人へ

    AKIMOTO
    AKIMOTO 2017/03/01
    “目上の人には「お疲れさま」というべきだ、とするビジネスマナーは、八〇年代に広まった比較的新しいルールであり、日本語の乱れといっても過言ではない、チャラい流行語なんです”
  • Web春秋 会社苦いかしょっぱいか 第三回|春秋社 第三回 秘密の秘書ちゃん

    第三回 秘密の秘書ちゃん 女秘書を手籠めにした老重役 秘書といえば愛人。そんな淫靡なイメージがいつごろ広まったのかは、はっきりしません。戦前はまだ女性秘書という職種が一般的ではなかったので、おそらくは、女性の社会進出が一気に進んだ戦後のことと思われます。 ただ、戦前の日でも、ごく少数ながらそれらしき例はあったようで。 大正一五年の読売新聞が報じた、女秘書を手籠めにし、生き恥さらす老重役という記事。 丸の内の大会社に勤める六〇歳の重役が、二二歳の秘書を手籠めにして愛人同然に時計や指輪を買い与えていたことがバレ、警察に呼び出されて大目玉をったという内容で、いまならテレビのワイドショーの守備範囲に属するネタです。でも戦前の新聞には、およそどうでもいい庶民のゴシップ記事が、けっこう載ってるんです。どっかのジジイとババアが駆け落ちした、とかね。そんな記事を好きこのんで読んでる私も私です

    AKIMOTO
    AKIMOTO 2016/06/10
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