兵庫県姫路市の市道で11月、姫路署の捜査車両が交通検問を突破した車を追跡中、バイクと衝突してパート従業員の女性(41)が死亡した事故で、同署は19日、逃げた車を運転していた同市西今宿、会社員石本高宏容疑者(25)を道交法違反(措置義務違反、事故不申告)の疑いで逮捕した。 石本容疑者は検問で停車しなかった理由について、「シートベルトを締めていなかったため」と供述しているという。 発表では、石本容疑者は同月26日午前2時頃、同市南駅前町の市道で乗用車を運転中、同署の交通検問を突破。直後に同市白銀町でコンクリート製の中央分離帯に衝突して車の部品を落とす事故を起こしたが、危険防止措置を取らず、事故を申告せずに逃走した疑い。 石本容疑者が検問を突破した後、同署の巡査部長(28)運転の捜査車両がサイレンを鳴らし、赤色灯を点灯させて追跡したが、北約200メートル先の市道交差点で、同市内のパート従業員の女