馳文部科学大臣は、来月、フランスで開かれるユネスコ=国連教育科学文化機関の総会に出席する方向で調整を進めていて、ユネスコが「南京事件」を巡る資料を「記憶遺産」に登録したことについて、制度の改善を求める演説を行いたい考えです。 こうしたなか、馳文部科学大臣が、来月3日からフランス・パリで開かれる、ユネスコの総会に出席する方向で調整を進めていることが分かりました。馳大臣は総会で演説を行い、今回のユネスコの対応を巡って、日本と中国の意見が異なるなかで登録されたのは問題だとして、公平性や透明性が確保されるよう制度の改善を求める日本の立場を表明したい考えです。 また、馳大臣はユネスコのボコバ事務局長と会談することも検討していて、国会の動向などを見極めながら最終的に出席するかどうか判断することにしています。