約60人のPTAの役員全員が、すべて立候補で決まる学校がある。神戸市垂水区の市立本多聞(ほんたもん)中学校。敬遠されがちな役職なのに、なぜそんなに人気なのか。 PTAの役員決めといえば、くじ引きや投票で面倒くさい役の押しつけ合い――そんな学校が多いのではないだろうか。 ところが本多聞中では、本部役員に加え、クラス委員を含めた役員全員が、自ら名乗りを上げた人ばかりだ。 いったい、なぜ――。 カギは、3年前のPTA改革にあった。 当時校長だった福本靖さん=現・桃山台中校長=は、学校改革には保護者の協力が不可欠だと思っていた。教員の多忙化が進み、いじめや不登校などの問題に学校だけの力で対応するのは限界だと考えていたからだ。 しかし柱となるべきPTA活動は、本多聞中でも「形式的で嫌なもの」とみられていた。共働きが増え、家庭の姿は昔と違うのに、PTA組織は専業主婦を前提とした旧来のまま。クラス委員も
「18歳未満入場禁止」の「春画展」に、若い女性が行列をなしている。春画といえば、江戸時代の「エロ浮世絵」程度の知識しかなかったが、「芸術か、わいせつ物か」の議論もある。日陰の存在とされてきた春画の何が引き付けるのか。会場の「永青文庫」(文京区目白台)をのぞいてきた。 男「これが有名な北斎のタコ? すごい構図、ありえない世界だね」 女「…」 来場した20代カップルのやりとり。会話になっていない。女性グループになると、話が弾んでいたようで、絵を肴(さかな)にして体験談に花を咲かせていた。来場者の半分以上は女性だったのが意外だった。 「北斎」とは、江戸の浮世絵師葛飾北斎。「タコ」は、1820年ごろの木版画「喜能会之故真通(きのえのこまつ)」シリーズの1枚で「蛸(タコ)と海女」。紙面では、一部をカットして掲載するのが限界で、実物は会場に足を運んで鑑賞してもらうしかない。 春画展は、国内外の博物館や
日本一のカレー激戦区と言われる大阪で、カレー好き約3千人が集まるフェイスブック(FB)のグループがある。その名も「口癖はカレー」。8月にはグループが監修したレトルトカレーが発売されるなど、その活動は広がるばかりだ。 「月曜日はまずスパイスチャージ! 生卵を入れるとまろやか」「近所にできたカレー屋さんに行ってきました」。FBでは、メンバーが食べた大阪のおいしいカレー店や行列の状況など、1日に数十件のカレー情報が写真付きでアップされる。 「始めた当初はこんなにカレー好きがいるとは思いませんでした」。そう話すのは大阪市此花区の会社員三嶋達也さん(49)。「口癖はカレー」の主宰者だ。 大阪のカレーにはまったのは5年前。ふらりと入った北浜の「Columbia8(コロンビアエイト)」でスパイスカレーに出会った。ご飯が見えないほどルーがかかった独特の見た目と、刺激的なスパイスの香り。「今まで食べてきた欧
編集者 カンニングは不正であって「そもそも問題が難しいのが悪い」なんて言うのはおかしいと思うんですよね。司法試験の問題を女性に漏らした疑いで憲法学者が東京地検特捜部の捜査を受けた事件が大きく報道された9月8日夜に、NHK「NEWS WEB」で四宮啓弁護士の解説を聞いて耳を疑いましたよ。「問題は司法試験が難しすぎること」というのです。えっ? 悪いのは試験の方なのかよ、と思いました。 女史 (笑)四宮弁護士は司法試験合格率が低いのを問題視して論じてたんだよね。それよりキャスターの鎌倉千秋さんが、漏洩の動機について「合格率を上げるためにやったということは考えられるでしょうか?」とアホな質問したのが笑えた。女1人に漏らしても1%も上がらないっつーの。さすがに弁護士も否定してた。 先生 それより8、9日のテレビや新聞を見ていたが、漏洩の疑いがある青柳幸一の「明治大学法科大学院教授」という当時の肩書き
働きながら技術を学ぶ「外国人技能実習制度」で来日した外国人が、相次いで実習先から失踪したあと、去年400人以上が難民申請し、中でもミャンマー人は失踪した人とほぼ同数の100人以上に上っていたことが分かりました。難民申請から一定期間がたてば原則として就労が認められる制度を悪用しているものとみられ、専門家は「本来救うべき難民の審査に影響が出ており、制度の見直しが必要だ」と指摘しています。 中でも、ミャンマー人の申請者は106人で、失踪した107人のほぼ同数に上っていた実態が、NHKが独自に入手した法務省の資料から明らかになりました。 日本の難民認定制度では、生活支援のためとして申請から半年たつと原則として就労が認められていて、難民申請をした元実習生のミャンマー人男性はNHKの取材に対し、「できるだけ稼いで帰りたい」と話すなど、より高い賃金を求めて自由に仕事を選ぶために難民申請したとしています。
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