現役将棋棋士とコンピュータが5番勝負を繰り広げる「第2回将棋電王戦」が佳境を迎える中、ニコニコ生放送で16日、将棋棋士によるもう一つの興味深い企画が行われた。今年の2月にも開催され話題を呼んだ「将棋棋士人狼」の第2弾企画、「将棋棋士の人狼2~伝説の企画再び~」である。 「人狼」は、アメリカのゲームメーカー「Loony Labs.」が2001年に発売したパーティーゲームで、プレイヤーはそれぞれ「市民」と「市民に化けた人狼」となり、会話を通してお互いの正体を探っていくというゲームだ。 推理力や洞察力、話術などが要求されるこのゲームを、先読みと心理戦のプロである将棋棋士が行うとどうなるのか――。11人の将棋棋士による人狼イベントの模様をレポートしていこう。 今回、イベントに参加した11名の将棋棋士は以下の通りだ。 中田功 七段 村中秀史 六段 大平武洋 五段 及川拓馬 五段 伊藤真吾 四段 門倉