言葉の力 2011年02月11日 00:06 見本があがってきて、まずは、本の質感、重さを堪能しました。 社会人の振り出しが編集者で、ひと月に2、3冊書き下ろしを校了(これは驚異的な多さなのです)していた私は、出版社を辞めるまでに80冊ぐらい校了を経験しました。 本が発売になると、書店さんに行って、自分の作った本がどこにどんな風に並べられ、どんな人が買っていくのか、こっそり観察し、たまには、目のつく場所に並べ直したりもしました。 1冊1冊が大事な本です。 本好きな人は、共感していただけると思いますが、本は中身である前に「物」です。大きさ、手触り、匂い、形・・・。読む前に五感を使って楽しむことができます。 そして、そおっと、ページをめくって、あとがきをみたり、奥付をみたり、著者プロフィールを読んだり、はやる気持ちを抑えつつ、 「こいつは、どんなやつなんだ」と本そのものをさぐりながら、ちょっと