ドイツ歴史博物館に所蔵されている巨人連隊兵士の肖像 巨人連隊(きょじんれんたい)とは、「兵隊王」フリードリヒ・ヴィルヘルム1世によって編成されたプロイセンの歩兵連隊。正式な名称はプロイセン第6歩兵連隊(Altpreußisches Infanterieregiment No. 6)である。 フリードリヒ・ヴィルヘルム1世時代の近衛連隊であり、ポツダム巨人軍(Potsdamer Riesengarde)とも呼ばれる。プロイセンの軍事優先主義を象徴するものとして当時から有名だった。 後に「王冠をかぶった伍長」とまで呼ばれたフリードリヒ・ヴィルヘルム1世は軍隊と兵士を愛し、即位する前から自身の宮廷の範囲内で背の高い男を見つけて小規模な部隊を編成していた。即位すると、王は一連の軍事改革と平行して、この部隊を国家ぐるみで大きくすることを目指した。王は長身の男こそ理想的な兵士になると信じていたので、ひ