「はんだ付け」と言うと、「はんだ」という金属を融かして、その「はんだが固まることでくっついている・・」とお考えではないでしょうか?金属を接着する接着剤のようにイメージされていませんか? 実は「はんだ付けの接合原理」は、接着剤や溶接とは全く異なります。 ところが、はんだ付けを過去に見たり、やったことがある方のほとんどが、上記のような勘違いをされています。 ここで、はんだ付けの接合部を電子顕微鏡で約400倍に拡大した写真をご覧いただきましょう。 はんだ付けの接合部を電子顕微鏡で 約400倍に拡大した写真を ご覧いただきましょう。 下が銅の層、上がハンダの層です。ハンダと銅の境界線部分に細い帯があるのがわかるでしょうか?(矢印ではさまれた所)これがハンダと銅を接合している「スズと銅の合金層」(金属間化合物)です。 はんだ付けは、この合金層によって接合されています。言い換えると、「はんだ付け」とは