12球団代表者会議は11日、田沢投手(新日本石油ENEOS)のメジャー挑戦表明を受け、文書で見解を発表した。 見解では「現在の日米間のアマチュア獲得ルールは、1962年に、当時の日米コミッショナーが話し合って決めたことからスタートしている。(略)これまで日本のドラフトルールに反してMLB(米大リーグ)球団と契約を交わした例はなく、この事実こそが日米間の申し合わせが紳士協定を超えて、事実上暗黙のルールとして、働いてきたことを証明している」と指摘。「MLBの一部の球団によって、慣行が破られようとしているのは誠に遺憾」とした。 今後、日米両コミッショナーの会談を含めた協議を早急に行うことを検討し、12球団でドラフトルールやMLBスカウトの事前接触ルールなどを見直す委員会を設置することも表明。田沢を特別扱いせず、従来のドラフトルールに従って対応することを明記した。