研究の成果を広く伝えていけたら 考えてみれば、私が大学でこれまで勉強してきた10年間は、女性としては更年期にあたる年齢です。でも、私はもともと、精神的に《おっさん》で(笑)、おまけに毎日、新しい刺激に触れていたせいか、ホットフラッシュを数回感じたくらいで、それ以外は更年期の不調も感じないまま現在に至っています。 仕事と家事、勉強も意外にやりくりできているんです。大学院に進んでからは、論文を読んでいる間に洗濯機を回し、勉強の合間に料理を作る。実は料理をするのが気分転換になったりして。 レポートの締め切りが迫って夕飯の支度が遅れても、「いくらでも待っているから大丈夫」と、夫がのんびり構えていてくれるのもありがたい。夫と夕食を済ませた後は、2人で海外ドラマを観る時間もありますから、工夫次第で時間ってどうにでもなるものなんですね。 目下行っている研究は、本業の仕事との接点はほとんどありません。でも