プロジェクターやテレビ、パソコンモニタなどのディスプレー機器には、「色温度」という設定項目が有ります。 しかしながら、「色温度」の意味や、その正しい調整方法はあまり知られておらず、何となく好みで選んでいる・・・のが実情ではないでしょうか? 色温度の設定を誤ると、とんでも無い「悲劇」が起こる可能性も! 今回は、色温度設定の重要性と、正しい調整方法をご紹介します。 そもそも「色温度」とは? 光源の色と温度には関係があり、光の色を温度として表す方法で、単位はK(ケルビン)を用います。 例えば、暗室で釘をコンロで熱する様子を想像してみてください。 まず、自ら光を放たない釘は、暗室では見えません。 ところが加熱すると、最初はオレンジ色の光を放ち、温度が上昇するにつれて白っぽい光へと変化してゆきます。 一般に色温度が低いほど赤みを帯び、高くなるにつれ白く、さらに高くなると青みがかって見えると覚えておけ