「あまちゃん」以来すっかり習慣になってしまった毎朝の連ドラ視聴なのだが、再放送で観ている「カーネーション」の空襲の場面は久しぶりに堪えた。 朝ドラに典型的な、女性の一代記ものなのだが、シリーズのちょうどど真ん中に空襲から終戦までが描かれるようになっている。 このドラマは、自分たちが『この世界の片隅に』を手がけるようになった後で本放送されてたのだが、点けたらいきなり戦時中の場面だったりしたので、なんだかTVの中でまでこの時代のものに追いかけられたくなくって、消してしまってそれっきりになっていた。 あらためて観直してみて、ここ数年の朝の連ドラの中でも出色の出来だということはわかったのだが、自分がいたたまれなくなってしまったのはそういうことと関係ないのかもしれない。ちっちゃな希望を心に秘めていたり、ごく当たり前に暮らしているただの人たちの頭の上に、焼夷弾や爆弾が降らせられるそのこと自体が我慢なら