来日公演を前に元ビートルズのポール・マッカートニーさん(72)が15日、朝日新聞の電話インタビューに応じた。単独での来日公演は通算5度目、2013年11月以来となる。「音楽は人の助けになる。それこそが自分にとっての誇りだ」と音楽の力などについて語った。 ポールさんは14年5月に来日したが、体調を崩し、全公演は中止に。「日本でとても面倒をよく見て頂いた。帰国後、4週間ぐらいですっかり元気になった」と話した。 今回、1966年のビートルズの来日以来、49年ぶりとなる東京・日本武道館公演も予定している。当時の思い出はかなり鮮明だ。 「コンサート会場は警察が仕切って、すごくきっちりしていた。移動中、道路の角ごとに『キャー』と声があがった。ステージの正面バルコニーには、警察の方が座っていて、それまでの自分たちのコンサートとは様子が随分違っていた」と懐かしんだ。 60年代に信じられていた「音楽は世界を