台湾の当局は日本から輸入された加工食品のうち、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて輸入停止の対象としている福島県など5つの県で生産された疑いのある商品が見つかったとして、業者に回収を求めました。 多くは、日本では流通しているとみられる大手メーカーの製品で、この中には、日本語の表示と違う製造場所を示す中国語のラベルが貼られていたものがあったということです。 これまでの検査で放射線は検出されていませんが、当局は販売している業者などに商品の回収を求めました。 台湾では日本食品の人気が高い一方で、東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、消費者の一部には日本産の食品への懸念が根強く残っています。 これに対して、日本側は食品の厳しい検査を行っていて安全性は確保されているとして、台湾当局に対し5つの県からの輸入停止の措置を解除するよう求めています。