なかなか満足のいく記事が書けないときがある。いつも書けないともいえるが。 対象がいまいちでどうにも創造性を刺激されないことがはっきりしている時はまだいい。深刻なのは「自分の実力はこんなものじゃないはずだ」と思ってしまう場合だ。 ログが増えれば増えるほど、底辺の幅が広がっていくのだから、同時に傑作の高さも高くなっていく。ようするに数撃ちゃ当たる。 ブロガー(少なくとも私)は栄光の記憶の方に強く引きずられ、目を背けたいような出来の記事のことはすっぱり忘れてしまう傾向がある。 つまり無意識のうちに記事の最低水準をあげていく。もちろん、テクニックやコツを身に付けて良い記事を書けるように成長していくことはある。この成長が最低水準を上回り続けていれば問題はない。 しかし、成長の限界にぶつかったり、初期に奇跡的な記事を書き上げたり――特にそれがニュースサイトに取り上げられたり、コメントで絶賛されたり――