米国最大の公的年金基金カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)などの公的年金基金が、トヨタ自動車の豊田章男会長の取締役再選に反対票を投じた。資料写真、5月撮影(2023年 ロイター/Athit Perawongmetha) [東京 2日 ロイター] - 米国最大の公的年金基金カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)などの公的年金基金が、トヨタ自動車の豊田章男会長の取締役再選に反対票を投じた。トヨタは6月14日に株主総会を開く予定で、開催前に各基金が公開した投票記録で判明した。 取締役再選に反対したのは、運用資産約4500億ドルを持つ米国最大の公的年金基金であるカルパースと、ニューヨーク市の会計検査院が監督する公的年金基金。ニューヨーク市の会計検査院は運用資産2430億ドルの年金制度を監督しており、反対する理由として「トヨタの取締役会は十分に独立していない」と説明している。 これ