外国の大使の着任に伴う宮中儀式のため、東京駅と皇居・宮殿の間を行き来する馬車列が11日、10年ぶりに復活しました。 東京駅や周辺の工事が終わったことによるもので、都心のオフィス街に現れた優雅な馬車の列に注目が集まりました。 東京駅の駅舎や駅前広場の工事のため平成19年以降、別のルートが使われてきましたが、工事が終わったことから東京駅を出発する本来のルートでおよそ10年ぶりに復活しました。 11日は午前中、アフリカのベナンとエジプトの大使が東京駅の貴賓玄関で随員らとともに馬車に乗り込み宮殿に向けて出発しました。 馬車列は、警察の騎馬隊を先頭にいちょう並木の落ち葉で黄色く彩られた皇居までの道のりを時速10キロほどの速さでゆっくりと走り抜けました。 馬車の車体は漆塗りで内部にも美しい装飾が施されていて、丸の内のオフィス街を通りかかったサラリーマンや観光客が足を止めて見入ったりスマートフォンで撮影