元局長ら、無罪主張 「加点なくても合格」―文科省汚職事件・東京地裁 2020年07月06日17時26分 文部科学省の私立大支援事業をめぐる汚職事件で、受託収賄罪に問われた同省元科学技術・学術政策局長、佐野太被告(60)ら4人の初公判が6日、東京地裁(西野吾一裁判長)であり、4人はいずれも起訴内容を否認し、無罪を主張した。 汚職の元局長が定年 有罪なら退職金不支給―文科省 罪状認否で佐野被告は「点の加算がなくても息子は合格していた。賄賂は存在しない」と主張。「いくら自分の息子がかわいいとはいえ、不正をしてまで合格させたいと考えたことは天地神明に誓って一度もない」などと述べた。 文部科学省の私立大支援事業をめぐる汚職事件の初公判のため、東京地裁に入る元同省局長の佐野太被告=6日午前、東京都千代田区 佐野被告以外の3人は、贈賄罪に問われた東京医科大の前理事長臼井正彦(79)と前学長鈴木衛(71)