東京・新橋で演説する橋本崇載さん(写真/欠端大林) 藤井聡太二冠の台頭で、話題にこと欠かない将棋界。若手棋士たちが台頭する一方で、この春、ひとりの人気棋士が現役生活に別れを告げた。 【写真】藤井聡太は「一人だけ小数点第2位まで見えている」と語った棋士はこちら 日本将棋連盟が、橋本崇載八段(38)の現役引退を発表したのは4月2日のことである。 前年10月から「一身上の理由」により休場、公式対局から遠ざかっていた橋本八段であったが、引退に至った理由は妻との子どもの親権をめぐるトラブルなどでの体調不良だった。 「すでに駒や棋書は知人の愛棋家に譲り、私の周囲に“将棋”はありません」 そう語るのは橋本さん本人である。 引退を公表後、橋本さんは自ら開設したYouTubeチャンネルなどで経緯を説明するなど、その活動内容に注目が集まっている。 引退規定に抵触しない――別の言い方をすれば、引退する必要のない
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