【ワシントン=山川一基】米議会は6日、ロシアに対し、同国との通商取引の制限を撤廃する法案を可決した。約40年ぶりに米ロの通商関係が正常化する。ただ、ロシアの人権問題を制裁する新法案も同時に可決したため、ロシア側の新たな反発を招きそうだ。 米国は1974年、移民の自由を認めない共産圏に対し、関税などで最恵国待遇を与えない「ジャクソン・バニック修正条項」を制定。ソ連崩壊後も条項は残り、「米ソ冷戦時代の遺物だ」とロシア側が撤廃を求めてきた。 ロシアは今年8月に世界貿易機関(WTO)に加盟したが、条項は米ロ通商の大きな障害となっていた。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら