大手スーパー、イトーヨーカ堂の中国法人幹部は14日、北京の食品スーパー1店舗を12日に閉店したと明らかにした。幹部は「中国事業の整理と強化のため」と説明、日中関係悪化の影響ではないと強調した。 イトーヨーカ堂は北京で事業を展開する現地法人2社のうち、今回閉店したスーパーを含む食品スーパー2店舗を構える「王府井ヨーカ堂」を清算、大型店舗を展開する「華糖ヨーカ堂」に事業を集約する方針。王府井ヨーカ堂の残る1店舗の食品スーパーは華糖ヨーカ堂の傘下で営業を続ける。(共同)
【北京=矢板明夫】中国人民解放軍を指揮する総参謀部が全軍に対し、2013年の任務について「戦争の準備をせよ」との指示を出していたことが明らかになった。14日付の軍機関紙、解放軍報などが伝えた。また、国営中央テレビ(CCTV)など官製メディアは最近、連日のように日本との戦争を想定した特集番組を放送し、軍事的緊張感をあおっている。 沖縄県・尖閣諸島周辺での自衛隊との軍事衝突を意識して、習近平新指導部がその準備と雰囲気作りに着手し始めた可能性がある。 解放軍報によれば、総参謀部が全軍に向けて出した2013年の「軍事訓練に関する指示」の中で、「戦争準備をしっかりと行い、実戦に対応できるよう部隊の訓練の困難度を高め、厳しく行うこと」と記されている。総参謀部は昨年も訓練指示を出していたが、「軍の情報化や部隊間の横の連携の重要性」などを強調する内容が中心で、今年のような戦争を直接連想させる表現はなかった
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