英文の速読術には、スキミング・スキャニングと呼ばれる技法がある。 スキミングとは「ざっと一覧して、全体を把握する」こと。各章のタイトルや、パラグラフの一文目、最終のまとめなど、要所要所だけをかいつまんでいく読み方だ。 一方、スキャニングは「特定の部分を熟読する」こと。こちらは一転して、一単語ずつ精査していく読み方である。 まず最初に全体をざっと見て(スキミング)、自分に必要な内容があるかをチェックする。その後に、必要な部分だけを選別してじっと見て(スキャニング)いく。英文速読では、この2つの読み方をペアにして扱う。つまり速読術とは全文を素早く読むことではない。細部を無視して、要点だけを拾い上げていく技法なのである。 この英文速読術の技法、スキミングとスキャニングは、画面の情報設計の大きなヒントとなる。情報を効率良く読むテクニックが確立されているのなら、それをロジック化すればよい。ロジックを
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