大阪市の橋下市長が結成する新党への対応を巡り、事実上の分裂状態となった維新の党で、執行部側と新党側の双方に距離を置く、いわゆる「中間派」の数人の議員が近く離党して、当面、無所属で活動する方向で調整に入りました。 こうしたなか、執行部側と新党側の双方に距離を置く、いわゆる「中間派」のベテラン・中堅の数人の議員は先週、執行部側が新党側の議員ら合わせて165人を除籍処分にしたことについて、「党の分裂を加速するもので容認できない」として、近く離党する方向で調整に入りました。 そして、離党後は当面、無所属で活動しながら、橋下氏が結成する新党の動向を見極めたうえで、新党との連携も視野に今後の対応を決めたいとしています。 こうしたなか、橋下氏は20日、名古屋市で去年解党した、みんなの党の渡辺・元代表と会談し、みずからが結成する新党の考え方や与野党を巡る政治情勢などについて意見を交わしたものとみられます。