2016(平成28)年に「100周年」、「70周年」など節目の年を迎える企業が全国で13万5292社となることが分かった。帝国データバンクによると、そのうち383社が上場企業という。また、「100周年」を迎えた企業は東京商工リサーチによると全国で2162社に上る。日本は世界でもたぐいまれな老舗企業を抱える国とされるが、「周年」の長寿企業からその秘訣を探ってみる。 「周年」企業で最も古いのが、戦国時代の永禄9年(1566年)創業の寝具卸の「西川産業」の450周年で、次いで「ヒゲタ醤油」の400周年、「ユアサ商事」の350周年と続く。「三井住友銀行」、「サッポロビール」はそれぞれ140周年を迎える。 ざっと、100周年以上を迎える企業をみると、雑誌・書籍出版の「新潮社」、傘下企業が食品事業を手がける「井村屋グループ」が120周年、クリーニングの「白洋舎」が110周年、「大同特殊鋼」、「主婦