新年号「令和」が発表され、改元まで残り1か月を切る中、「平成のうちに結婚式を挙げたい」という“平成駆け込み婚”が盛況だ。一方で、令和元年婚を目指す人向けの挙式プランも全国各地で続々登場している。改元を節目に幸せになりたい人たちと、商戦を盛り上げたいブライダル業界。それぞれの結婚式事情を追った。(樋口 智城) 【写真】重機で「令和」書けるかな… 東京・港区の「東京タワーから一番近い」が売りの結婚式場「ザ・プレイス・オブ・トウキョウ」は昨年6月、他社に先駆けて先着10組限定の「平成駆け込み婚プラン」を始めた。値段は招待客50人規模で約186万円と通常よりリーズナブル。さらに、ウェディングドレスとタキシードを各1着ずつ、計25万8000円相当をプレゼントする。鈴木大輔総支配人は「平成が終わるのをきっかけに、結婚式のあり方にもいろいろ注目が集まった。いろいろなプランを提示できればと思った」と説明す