横浜市の旧米軍上瀬谷通信施設の跡地と相模鉄道瀬谷駅を結ぶ新交通システム「上瀬谷ライン」の大枠が固まりました。新交通システムを採用し、瀬谷駅周辺は地下式で建設。2022年の事業着手を目指します。 花博輸送を担う 「上瀬谷ライン」(仮称)は、横浜市の旧米軍上瀬谷通信施設跡地へのアクセスのために計画されている中量軌道輸送システムです。施設跡地では2027年に国際園芸博覧会(花博)の開催が予定されていて、その後はテーマパークの開設も構想されています。上瀬谷ラインは、これらの利用客を運ぶ中軸的な輸送機関となります。 上瀬谷ライン計画について、横浜市は2020年1月24日に環境アセスメントの計画段階配慮書を公表しました。それによると、上瀬谷ラインの総延長は2.8kmで、全線複線、起点となる瀬谷駅と、旧上瀬谷通信施設に終点の上瀬谷駅(仮称)を設けます。上瀬谷駅の先には車両施設(5ha)も整備します。 画