誰もが2年以上も続くと思わなかったとはいえ、コロナ禍の自粛続きで高齢者の心も体も大きく痛んでいる。しかし、いま気持ちを切り替え、自己診断をしっかりして対策を講じれば、健康長寿への道はまだ開ける。そのための方法を専門家と一緒に考えよう。 *** 【写真7枚】外出自粛は逆効果? 2年余りのコロナ禍で強いられてきた自粛の最大の目的は、高齢者の命を守るためだったはずだが、その結果、高齢者の健康が危機にさらされるなら穏やかでない。高齢者は病院通いを控え、認知症治療や身体機能の回復を図るリハビリに通う患者数も、2~3割減っているというのである。 浜松医療センター感染症管理特別顧問の矢野邦夫医師は、こう嘆く。 「歩く機会が減ったために、転倒し、骨折する例が増えたようですが、年配の方が入院すると、さらに筋肉が衰えて動けなくなってしまう。また、入院して寝たきりになると、筋力が衰えて嚥下機能が低下し、誤嚥性肺
![高齢者の「受診控え」で「認知症患者が300万人増加」 コロナ自粛の弊害を専門医が指摘(全文) | デイリー新潮](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/87c15ef9447dd7602815af813e0e0e6b08f9ac89/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.dailyshincho.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2022%2F05%2F2204211713_3.jpg)