発令中の緊急事態宣言などの期間延長と区域変更が決定し会見で国民へさらなる協力を求める菅義偉首相=30日午後、首相官邸(春名中撮影) 菅義偉(すが・よしひで)首相は30日の記者会見で、新型コロナウイルスへの対応に失敗した場合、引責辞任する考えがあるかを問われ、「対応することが私の責任で、私はできると思っている」と語った。
ロシア・オリンピック委員会(ROC)代表として東京五輪に出場している競泳女子のユリア・エフィモワ(29)が、東京五輪が「不公平だ」と猛烈な批判を展開した。 【写真】タワマンから見たら大炎上していた国立競技場 カナダ公共放送局「CBC」は、エフィモワがロシアメディアのインタビューに答えた内容を報道。「どこにも行けないことに腹を立てている。多くのアスリートが競技を中断している。これは不公平な五輪であり、誰もが競技できるわけではない」と不満を爆発させた。 エフィモワは新型コロナウイルスの感染により出場できない選手が相次いでいることを指摘。さらに「私たちの世界では、お金がすべてを決定し、彼らはアスリートの利益に注意を払っていない」と中継局の関係で競泳の試合時間が午前中に設定されていることも糾弾。「夕方に決勝があったら、もっと良い結果が得られただろう」と不満タラタラだ。 ここまでなら正論と言えるが、
芥川賞作家の平野啓一郎氏が28日、ツイッターに新規投稿し、コロナ禍の中、東京五輪でも国別メダル獲得ランキングが報じられていることについて疑問を呈した。 【写真】この表に問題!?東京五輪の国別メダルランキング 平野氏は「五輪憲章違反だとも指摘されているが、開催国が思いきり有利な状況下での大会で、コロナで非常に困難な状況で参加している国も多々あるのに、せめて日本の『メダルラッシュ』などとはしゃがないとか、国別の順位の表示はしないとか、そういう最低限の慎みさえないのか。恥」と私見をつづった。 さらに、平野氏は連続投稿。「僕は五輪は中止すべきだと思ってるが、SNSでフォローしている新聞やニュースが五輪報道だらけで、イヤでも目に入る」と指摘。「この状況で強行した政府や東京都、IOCやJOCの問題もさることながら、感染を拡大させるアナウンス効果に全力で荷担しているスポンサーメディアの責任は、絶対に問う
● 「予言」的中!攻守逆転した賛成派と反対派 「いやー、やっぱチョロいっスね、日本人は」 「メダルラッシュでガラッとムード変わりましたもんね」 「命を軽視するなとかヒステリックに怒ってたのはなんだったの?」 …なんてナメきった会話が、IOC幹部たちの間で交わされているのではないか。ある「予言」が、見事に的中しているからだ。 というのも、五輪の中止・延期を望む意見が国民の半数以上を占めていた今年4月、IOCのコーツ副会長は「日本の選手が活躍すれば国内の世論は変わる」と自信満々で言ってのけた。まさにその通りになった。 ご存じのように、連日のメダルラッシュで日本中が祝賀ムードに包まれている。もちろん、「俺は五輪など見ていない、まわりもシラけてるぞ!」という方もたくさんいらっしゃるだろうが、少なくとも1、2カ前まであった「アンチ五輪」の勢いは目に見えてトーンダウンしている。 むしろ、「アンチ五輪」
東京・渋谷のスクランブル交差点を歩く大勢の人たち。電光掲示板(右上)は過去最多となった東京都の新型コロナ感染者数を表示していた=27日午後 2848人と、今年1月の過去最多を328人更新した東京都の27日の新型コロナウイルス新規感染者数。インド由来で感染力がより強いデルタ株が、今回の「第5波」の脅威を別次元まで高めている。政府はワクチン接種の他に新たなすべを持たず、東京五輪開催中の首都圏の病床逼迫(ひっぱく)という「最悪のシナリオ」(官邸筋)がにわかに現実味を帯び始めた。 【写真】秋田時代、友人と実家近くの川で捕ったマスを手にする菅氏 この日夕、菅義偉首相は田村憲久厚生労働相や西村康稔経済再生担当相ら関係閣僚を官邸に呼び、急きょ協議を持った。終了後、記者団の取材に応じ「デルタ株の割合も急速に増加しており、(25日までの)4連休の人出も含めて分析していくことにした」。警戒感を強調したものの、
「復興五輪」と銘打たれた東京オリンピック。全競技に先駆け、ソフトボール日本代表の予選が福島から始まった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で外国人観光客の訪日も困難に。世界に発信するはずだった復興五輪の意義はどこか薄れている。福島第一原発事故から10年あまり、実害と風評に向き合い続けた人が本当に伝えたい「FUKUSHIMA」の姿は――地元記者がリアルを追った。 訪日中止オードリー・タン氏語る五輪の意義 東京オリンピックの競技が始まる11日前のことだった。県内報道各社に届いた緊急会見の知らせ。福島県の内堀雅雄知事の表情がいつも以上に険しくなっていると記者は気づいた。 「東京オリンピックの野球・ソフトボール競技を無観客で行うよう組織委員会に要請を行い、了承いただいたので発表いたします」 2017年3月、東京オリンピックの追加種目として復活する「野球・ソフトボール競技」の予選が福島市の県営あづ
早速電話はしたけど、またメモを読んだだけ?(日本勢第1号金メダリスト、柔道の高藤直寿選手を祝福する菅首相)/(代表撮影) 「あれでは逆効果になりかねない」――首相周辺から懸念する声が上がっている。25日、菅首相は、東京五輪で日本勢第1号の金メダルを獲得した柔道男子60キロ級の高藤直寿選手(28)に、公邸から電話をして祝福した。もちろん、狙いは支持率アップだ。 90kg級・向が全柔連を誹謗中傷…男子柔道は“問題児”だらけ しかし、電話のやりとりを見た自民党内からは、「逆効果だ。やめた方がいい」との指摘が出ている。 ■またメモを読んだだけか 「電話は2分程度のものですが、会話というより、総理が一方的に話していた。しかも、自分の言葉ではなく、秘書官が用意したメモを読んでいるように見えた。恐らく、高藤選手のこともよく知らないのでしょう。お祝いの電話なのだから、少しは感情を出せばいいのに、話し方にも
東京都は27日、新たに2848人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。 これまでの最多だった1月7日の2520人を300人超上回った。国内では7629人の感染が判明した。7500人を超えたのは1月9日以来。死者は13人確認された。厚生労働省によると、重症者は前日から48人増え、514人になった。 感染拡大は都市部で顕著で、大阪府(741人)は5月15日以来、2カ月ぶりに、神奈川県(758人)は1月21日以来、半年ぶりに700人を超えた。埼玉(593人)、沖縄(354人)両県では過去最多の感染が分かった。 都によると、都内の新規感染者の直近1週間平均は1762.6人で、前週に比べ49.4%増えた。急増した要因として、インド由来のデルタ株の感染者が増えていることなどが考えられるという。都の担当者は「ワクチン接種が進むまでは、人流抑制と感染防止の徹底をお願いしたい」と呼び掛けた。 都内の
菅政権がまた緊急事態宣言の発令に追い込まれたが、もはや日本国民からすればあきれるばかりである。 【写真】菅首相の“愚策”で、“数十兆円”という「国民の税金」がドブに捨てられる! 飲食店ばかりを狙い撃ちしたコロナ対策だけでは不十分であることは前編(『菅政権の「コロナ対策」、なぜか「飲食店」ばかりが狙い撃ちされる「本当の事情」』)で詳述したが、その結果としてコロナ感染拡大の被害を受けるのは国民に他ならない。菅政権はなぜ“学習能力”なく、コロナ失政を続けるのか――その危険すぎる背景事情を緊急レポートでお届けする。 ヨーロッパでは新型コロナの「第1波」が小康状態を保っていた昨年夏の観光シーズン前に、拙速にも域内の往来規制を解除したせいで、秋から冬にかけて「第1波」を大幅に上回る「第2波」に見舞われました。 フランスやイタリア、スペインなどでは、悲惨なほど死者数が増加してしまったのです。 こうした教
政府の旅行支援事業「Go To トラベル」が始まって22日で1年。 新型コロナウイルス感染拡大で大打撃を受けた運輸、観光業界などを支える目玉事業は、感染再拡大で昨年末に一斉停止したままだ。関連業界では早期再開を求める声が強まるが、感染者増加に歯止めがかからず、先行きは見通せない。 【図解】上半期の訪日外国人数推移 トラベル事業は1人1泊2万円を上限に、旅行代金の半額を補助する制度。旅行代金の35%を割り引き、15%は旅行先で買い物などに使えるクーポンとして付与する。昨年7月22日に始まり、10月に東京都が対象に加わったのを機に利用が急増した。事業を中断した12月28日までの延べ宿泊者数は8781万人、支援額は5399億円(ともに速報値)に上った。 しかし、関連業界に恩恵が及び始めた矢先に事業が停止し、資金繰りなどに窮迫する企業が出てきた。近畿日本ツーリストなどを傘下に持つKNT―CTホール
政府は、新型コロナウイルスのクラスター(感染集団)対策として、QRコードを活用して濃厚接触者を追跡する新たなシステムを導入する方向で調整に入った。複数の政府関係者が明らかにした。 【図表】ファイザー製ワクチンの副反応、予想以上に年代間で差 新たな追跡システムは、飲食店やイベント会場、劇場、映画館などの利用客に自治体がQRコードを配布し、スマートフォンの電話番号を登録してもらうというもの。個人情報保護のため、番号は自治体が管理し、感染者が出た場合には、保健所などから同時間帯に居合わせた利用客や従業員に連絡し、濃厚接触者を特定する仕組みだ。 感染の有無を確認するなどして、クラスターの発生を早期に特定し、自治体が濃厚接触者を割り出して把握することで、若者を中心とした感染再拡大を防ぐ狙いがある。今夏にも首都圏の一部地域で試行することを検討している。
まったく気づかぬうちに、スマホの中身がすべて抜き取られる「ゼロクリック攻撃」(写真:ロイター/アフロ) メッセージアプリへの受信だけでスマートフォンが乗っ取られ、あらゆるデータが筒抜けになる――そんな監視システムの脅威が世界的な波紋を呼んでいる。 その"標的"とされているのは、エマニュエル・マクロン仏大統領ら大統領3人、現元首相10人、国王1人。さらに50カ国以上、1,000人を超すジャーナリスト、600人以上の政治家、政府関係者など、続々とその名が明らかになっている。 "標的"と見られる5万件以上の電話番号リストが、国際的なメディア連携による調査で明らかになった。 その監視プログラム「ペガサス」によるスマートフォン乗っ取りに使われているのが、メッセージを受け取るだけで侵入されてしまい、ユーザーによるリンクのクリックが不要な「ゼロクリック攻撃」。 そして「ゼロクリック攻撃」が集中するのが、
7月23日に開幕した東京五輪。相次ぐ関係者の辞任劇もあり波乱の中の幕開けとなったが、開会式にも新たな問題が浮上している。それは、作曲家・すぎやまこういち氏(90)の制作した楽曲が使用されたためだ。 すぎやま氏の楽曲が使用されたのは、開会式冒頭部でのこと。そこで彼の手がけた『ドラゴンクエスト』のテーマ曲が鳴り響いた。 「すぎやま氏はザ・ピーナッツの『恋のフーガ』やヴィレッジ・シンガーズ『亜麻色の髪の乙女』といった数々の名曲を作曲。それらの楽曲は世代問わず、多くの人たちに知られています。しかし何より有名なのは、『ドラクエ』のテーマソング。『ドラクエ』は日本が世界に誇る大人気ゲームシリーズであり、すぎやま氏は『ゲーム音楽の生みの親』と呼ばれるようになりました」(全国紙記者) 18年に旭日小綬章を受賞し、20年には文化功労者にも選出されているすぎやま氏。実績や功績を考えれば、確かに東京五輪にふさわ
東京五輪テニス男子シングルスで2大会連続メダル獲得を目指す錦織圭(31=日清食品)は25日、1回戦で第5シードのアンドレイ・ルブレフ(23=ROC)と対戦し、6―3、6―4でストレート勝ち。世界ランキング7位相手に快勝し、2回戦進出を決めた。この試合の模様はテレビ東京系で中継されたが、第1セット途中で突然中継が終了し、SNSでは賛否両論となっている。 【写真】可愛すぎる!と評判のコロンビアのアーチェリー選手(インスタより) 第1セット、第4ゲームをブレークした錦織が4―2とリードして迎えた第7ゲーム。40―40から錦織が何度もブレークチャンスを握られるピンチとなった。一進一退の攻防が繰り広げられる中、テレビ東京の中継は突然終了して画面にはスタジオが映し出される。すると、申し訳なさそうな竹崎由佳アナウンサー(28)が「錦織選手の試合の途中ですが、放送時間の関係で最後までお送りすることができま
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く