美容家、タレントとして活躍するIKKO(60)。明るいキャラクターで知られる一方、30代でパニック障害を発症した過去がある。病気と闘う中で見えてきた「病との付き合い方」を本人が語ってくれた。 *** 【写真2枚】30代の頃の「IKKO」 仕事に追われてパニック障害を発症した 早鐘を突くように異様なほど鼓動が高鳴り、破裂せんばかりに後頭部が一気に張り始め、息苦しさと吐き気がとめどなく襲ってくる。身体は小刻みに震え続けて止まらない。 どうにか病院にたどり着くと、私はもはや自力で立っていることすらできませんでした。そして血圧は230にまで上がっていました。 忘れもしません。それは今から21年前、私が39歳だった年の11月29日のことでした。その日から、パニック障害という地獄の生活が始まったのです。 前兆はその4、5年ほど前から感じていました。30歳になって事務所「アトリエIKKO」を立ち上げ、自