昨年12月20日に公開された『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。エンディングロールが終わり、小屋の明かりが灯ってから立ち上がるときに思わず「あ~やれやれ終わった、終わった」とため息混じりに口から漏れ出たのを今でもはっきり覚えている。まるでなんだか辛く長い工程の肉体労働を終えたような心持ちに近かった……。 小一時間くらいPTSDのような状態が続いたが、最近その原因が「パルパティーンの扱いが変じゃないか?」という点であることに気がついた。 レイ・パルパティーンはコアなファンにとってあまりにも普通な展開だった? 本格的なパルパティーン考察に入る前に一応“衝撃”の設定となっている「レイ・パルパティーン」について話しておきたい。オリジナル・トリロジーのセリフを暗唱できるまで鑑賞しているような「スター・ウォーズ」ファンにとってなんの捻りもなかったけど、まだ日の浅いファンはトリビアとして押さ