児童文学として出版されたが、大人にも好まれるなど、ファンの年齢層は幅広い。短槍使いバルサが主人公の物語は題名に「〜の守り人」と付き、皇子チャグムが主人公の物語は題名に「〜の旅人」と付く。両物語は最終話(天と地の守り人)で合流する。 上橋はイメージによる着想で物語が始まるので、この時は、レンタルビデオの洋画の予告編で見た、炎上するバスから子供を抱えたおばさんが脱出するシーンから槍を担いだバルサのイメージが湧いたと述べている[1]。 編集者に提案したが、当時の児童文学は一般的に子供が主人公なのに対し、30歳の女用心棒を主人公とする本作は型破りなので当初は抵抗を受けたが理解を得て出版された。シリーズ全般の作風には上橋自身による中央アジアの生活と民俗の見聞が影響している。 2006年(平成18年)8月から、NHK-FM「青春アドベンチャー」枠で『精霊の守り人』のラジオドラマが放送された。2007年