ゲーム芸人・フジタの人生は、絶望と希望の繰り返しである。 小学校入学直前に、母が急死したあと、父は別の女性をつくって、家を出て行ってしまう。「自分は捨てられた…」。一人ぼっちの幼いフジタは絶望し、憎しみを原動力に人生を生きてきた。 しかし、年老いた父(81)が認知症を患い、内縁の妻に見放されると、フジタは自分を捨てた父を放っておけず、家族という幻想に導かれ、父の面倒を見始める。だが絶縁した父との接し方がフジタにはわからない。 一方、別れても内縁の妻を追い求める父に、フジタの憎しみの炎は再び燃え上がる。 認知症を患った憎むべき父に翻弄されながら、ひたむきに介護と向き合うフジタを待ち受けているのは、絶望か、それとも希望か。 母が死んで、小2で父に捨てられた… 2021年3月、芸人の小出真保さんから、ゲーム芸人・フジタ(=藤田真也さん・45)を紹介された。 フジタは独身の中年で、ファミコンを中心
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